11歳のマリア(アラ・アレハンドラ・メダル)は、ニカラグアのマナグア湖に隣接する広大なゴミ集積場の近くで、母親のリリベス(バージニア・セビリア)と共にゴミ収集をしながら暮らしている。ある日、政府はゴミ収集事業の民営化を決定し、これに対してゴミ収集で生計を立てていた人々が反発。大きな抗議活動へと発展し、政府と住民との衝突が続いていた。
抗議活動の影響で廃棄物が売れなくなり、生活がさらに苦しくなったリリベスは、街の組織と取引をし、マリアがかわいがっていた子犬たちを売って生計の足しにしようとしていたが、不意の出来事によりその取引ができなくなってしまう。トラブルを解決するため、リリベスは知人夫婦(ノエ・エルナンデス、ダイアナ・セダノ)が営むリサイクル施設にマリアを預け、ひとり街へと出かけていく。その施設では行き場のない子どもたちが多く暮らし、廃棄物のリサイクル作業を手伝っていた。
「すぐに戻る」という母の言葉を信じて待つマリアだったが、母は何日経っても戻らない。マリアは戸惑い、混乱し、言葉にならない怒りを募らせていく。周囲に馴染もうとせず孤立するが、マリアを心配し気にかけてくれる少年タデオ(カルロス・グティエレス)に少しずつ心を許し仲良くなる。しかし、母への思いは日増しに募り、タデオの助けを得て施設から抜け出し、母を捜す旅に出る――